こんにちは、スロプロのけいです。
今回は集団に依存してしまう心理、帰属欲求についてお話します。
以前、群集心理と同調行動について記事を書かせてもらったのですが、同じ集団心理についての話です。
群集心理と同調行動の記事についてはこちら
今回記事にする帰属欲求はまた少し違う話になります。
以前の群集心理の記事では、安心を求めて同調行動をとってしまうというお話をしましたが、今回の記事では、なぜ集団の一員になると安心をするのか?
そしてその安心を得ていたいがために、集団での迷惑行為や集団でのいじめをしてしまう人の心理を話していきます。
記事後半では、宗教の話もしていますが、宗教には帰属欲求以外にも関わっているものがあるので、宗教ついても書いていきます
ぜひ、読んでみて下さい。
まず、帰属欲求とは集団の一員でいたい、組織の一員でいたいと思う欲求の事です。
職場、学校、ネット上など、仲良しグループの一員から外されたくないとか派閥とか色々とあります。
なぜ集団から抜けられない?仲間外れにされたくない人の心理について【迷惑行為やいじめをする側の心理と帰属欲求】
迷惑行為とかいじめの問題とかよくニュースで見ると思います。
学校生活などでの1人に対して数人でのいじめ、集団で迷惑な行為をする人達、例えば成人式での無茶な行為をする人たちなど沢山ありますが、
これらに共通して言える事は、集団で非常識な行動をしているという事。
あとは集団の中から特に1人だけ目立って非常識な行動をとる人が出てくる場合もありますよね。
なぜ、そういう集団行動や1人だけ目立って過激な行動をとる人がでてくるのか?を解説していきます。
まずは、集団で非常識な行動をとってしまう人たちの心理を解説していきますね。
なぜ?集団で非常識な行動をとってしまう人たちの心理
それは集団の中に属してしまうと、1人1人の責任感が低くなってしまうからです。
そうなると、責任能力の判断が鈍感になり、「みんなやってるし、別に大丈夫だろう」という心理になってしまい、普段しない様な無茶な行動を集団だと平気でとったりしてしまいます。
これが個人の行動となると周囲の人たちに煽られたからとか、その場のノリでとか言いますが、根底にはこの心理が働いているという事です。
なので判断力が元に戻ってから本人は絶対に後悔していると思います。
次に集団のいじめが起きる心理についてですが、大勢の人間が共通の対象に同じような反応をするのを見ると、
自分だけではなく他の人も同じように感じるんだ、と安心してしまう為、自分は間違っていないと思い込んでしまうからです。
(思い込んだ方が都合が良い)という方がしっくりきますね。
これを普遍感と言います。
たぶんほとんどの人が知ってるフレーズだとは思いますが、赤信号みんなで渡ればこわくないとか聞いたことありますよね。
普遍感とは他の人もやっているんだから、間違っていない、正しいと思い込むようにするとかそういう心理の事です。
こういう事が起きる原因には仲間外れにされたくない、集団の一員でいたい、組織の一員でいたい、という帰属欲求が強く関係しています。
宗教にのめり込んでいく人の心理
これは、帰属欲求以外にも「不敗の幻想」というものが関係してきます。
宗教団体などでこの不敗の幻想に囚われている人は多いです。
強い結束がある集団のメンバーは、集団の大きさ、結束の強固さを信仰している神の「強さ」と錯覚してしまいがちです。
その結果教、信仰すれば、どんな障害も乗り越える事ができるんだと思い込んでしまいます。
これを不敗の幻想と言い、これが宗教に深くハマってしまう人の原因です。
さらに「満場一致の幻想」というものもあります。
大勢の賛成意見に疑問を抱いたが、1人だけで反対意見を言えない時の心理です。
1人でも反対意見が出てしまうと、集団の結束を壊してしまうのでは?という思いが働いてしまい発言する事を躊躇してしまう心理です。
これらを集団思考と言います。
この集団思考にとらわれると疑問に思うことよりも、集団の結束を壊さない事に注意を持っていかれて、いつしか疑問を感じなくなって正しいと思う様になっていきます。
①宗教団体に入った
②集団思考に囚われる
③そのまま長い期間が過ぎる
④自分でも気付かないうちに熱狂的な信者になっていた
ってなるんですね。
今回の記事は以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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